黒猫は野良猫★






僕は父さんに指示された倉庫についた。




何もないただの倉庫。


だけどどこか不気味で、寂しさを感じさせる。






前にこの倉庫のことを少しだけ父さんから聞いたことがある。


父さんの話によると、いずれこの倉庫は、玖音や魅倉が手に入れるらしい。


位置的にとてもいいらしく、手に入れるという噂が流れているみたい。





僕は自分の携帯が鳴ったことに気づいた。


或からのメールだ。



From 或
¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯
玖音さんが黒炎と
どこかに行くみたいです。

¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯¯



或は、玖音がホントに嫌いだ。


じゃなきゃ、或がこんな情報を手に入れられるはずがない。



嫌いだから…見張るんだ。









黒炎として活動している玖音は、悲しいことに‥



どんどん強くなっている。





「……玖音」
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