黒猫は野良猫★




「じゃあ……約束しようよ」



僕はそう言うと、天井をみた。



「約束?」

「うん」

「どんな?」




或も僕につられ、倉庫の天井を見上げながら言う。





「『来世でも逢おう』って」

「‥りー」




或は目を見開き、僕をみる。



僕はそんな或に、優しく笑いかけた。
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