黒猫は野良猫★
「マジで分からない?」
「?うん」
玖音は「まぁ、浬音だもんな…」とか言いながら、僕の頭を撫でた。
意味が分からない。
…てか、玖音ちょっと失礼
僕はちょっと玖音を睨んだ
「わりぃわりぃ」
「…バカ玖音」
「マヌケ浬音に言われたくない」
「マヌケじゃない」
「じゃあ、アホ」
「アホは、だいクン」
僕の発言に、だいクンは「っえ!?」と変な声をあげた。
でもあえて、それは無視。
「玖音、あんあんって何か教えてよ」
「子供の浬音には、まだ早い」
「僕、子供じゃない」
「子供」
僕はまた玖音を睨む。
でも玖音はクスッと笑った。
「玖音も子供じゃん」
「俺は大人」
僕らが言い合っていると、だいクンが入ってきた。