黒猫は野良猫★
暫く‥うーん、
5分くらいかな。
或と無言で確認し合い、気を引き締めた。
僕と或は、倉庫の重く閉ざされた扉を開けた。
そこには奴らがいた‥
シナリオ通りに。
最期の時を共にする‥
八幡組が…。
「はじめまして。八幡組さん」
僕は威嚇するように低い声で言う。
「威嚇しないで下さいよ……野良猫クン」
綺麗な低い声が
僕の名を呼ぶ
八幡組のトップは
若く美しい…男の人だ。
手下も皆…
若く美しい。