黒猫は野良猫★



「っ…ぅ」

「‥ごめん………ごめんっ」




僕は或に謝った。




或は最後の力を振り絞り‥


静かに優しく‥笑った。



ドサッ…



或は地面に‥倒れた。


とても優しい笑顔を向けて、或は倒れた。




「……直ぐに‥僕も逝くからっ」




僕の瞳から


大粒の涙が零れ落ちた。



ごめんね‥


巻き込んで‥ごめんね
< 217 / 233 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop