黒猫は野良猫★
揺らがない心
「………浬音…大嫌いだ」
「…僕は‥大好き」
この想いだけは
変わらない
変えたくない‥
玖音を大切だと
感じる心だけは…。
「お前は敵だ」
たとえ玖音に届かなくても‥
「うん‥」
玖音は僕を強く押しのけた。
玖音の顔は悲しみに溢れていた。
「‥ごめんね」
許してなんて‥言わないよ
「お前なんか……いらない」
「………ごめん」
玖音は側に落ちていたナイフを握った‥。
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