黒猫は野良猫★




「「「「「玖音、君は変態?」」」」」


みんな真顔で玖音に聞いた。


「は?」


玖音は眉間にしわを寄せた。

僕は気になり、玖音に尋ねた。


「‥玖音は変態なの?」

「違うよ浬音。お前ら変なこと言うな。浬音が信じるだろ」


玖音の言葉にみんなはポカーンとしている。


…まぬけ


僕は思わず笑ってしまった。


玖音も僕の頭を撫でながら笑っていた。

どうやら玖音には、分かったらしい。



この後だいクンに「天然発言、可愛い発言は禁止っ!!!!」と注意された。


…だいクン意味不明


「浬音いい!?わかった!?」

「……わかった」


僕は渋々答えた。

すると今度は玖音に向かって、だいクンは叫んだ。


「玖音っ!!!!君も変なことしないっ!!言わないっ!!!」

「…うぜぇよ、アホ大悟」

「アホ言うなっ!!!!大悟さんって言え!!!」

「無理」


玖音は露骨に嫌そうな顔をした。


だいクンはまだギャーギャー言ってる。

…うるさい
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