黒猫は野良猫★


‥集団欠席?


などと僕が思っていると、ガラッと教室のドアが開いた。



「ん?あ!お前らまた遅刻だぞ!!!県No.1のくせに遅刻すんな!!」



浪ちゃんが大声で、教室に入ってきた人達に叫んだ。


‥‥県No.1

…遅刻ダメじゃん



「「ごめーん、ケンカしてたら遅れちゃったー♪」」


同じ顔の子達がハモリながら謝っていた。

‥可愛い


「マジわりぃ!ケンカが大変でさ!!」

「「そうそう!!」」

「総長が暴れまくったからだろ?君のせいで制服汚れた」

「だから、わりぃって!!」



みんなゲラゲラ笑っていた。



「‥県No.1って‥微妙」



バッとみんなが僕を見た。


玖音も閨ちゃんたちも唖然としていた。


「みんなどうしたの?」

「‥浬音、お前声に出てたぞ」


魁ちゃんが苦笑いしながら言った。
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