黒猫は野良猫★
「玖音‥」
「浬音は‥ここにいるときは男だ」
「うん‥」
「あまり本音を口にするなよ」
「わかった‥」
玖音は静かに寮に向かって歩く。
寮の場所は理事長から聞いているらしい
‥さすが玖音
頼りになる
僕がこんなことを思っていると寮についた。
「………おっきい‥」
「‥予想以上だな」
僕も玖音もポカーンとなった。
「だいクン、ただのアホじゃなかったんだ‥」
「…だな」
玖音は僕を降ろすと、寮の扉を開けた。