黒猫は野良猫★


僕らは晩ご飯が出来るまで、少し眠ることにした。


母さんはご飯が出来ると必ず呼びに来てくれる。

僕らはいつも、その声が聞こえたらご飯を食べに行く。



トントン

「入るわよ」


ガチャッ


「玖音、浬音。起きて。晩ご飯出来たわよ」

「ん‥わかった」

「浬音。ご飯の時間よ」

「んーっ‥」


僕は一度寝ると、なかなか起きない。

いつも玖音が最初に起きる。

双子だけど、玖音の方がしっかりしている。


「母さん。5分たったら浬音連れて行く」

「わかったわ。いつもありがとうね玖音」

「ん」


母さんは僕らの部屋から出て行った。


…まだ寝てたい


僕はまた、布団に潜った。
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