黒猫は野良猫★
言えない秘密
「誰よりも玖音が大好き。玖音が僕の全てだから…」
「‥浬音、どうした?」
玖音は僕の異変に気づいた‥
「‥かっこよくて無口で可愛くて‥優しい玖音が大好き」
「……浬音?」
「ずーーーっと…玖音は僕のヒーロー‥」
僕の瞳から‥涙が溢れ出た。
哀しくなんかないのに‥
こんな時に限って…
「浬音」
玖音は僕を抱きしめた。
玖音に言わなきゃいけないのに‥なんで。
涙が出るの?
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