黒猫は野良猫★
「どうしたんだよ…浬音」
「‥玖音……僕は玖音に言わなきゃいけない事がある」
「…辛いことか?」
僕は玖音の問いに答えられなかった‥
だって僕には分からないから。
僕は辛い?
玖音が辛い?
分からない‥。
だけど‥これは決まっていること…
だから僕は実行しなければならない
「僕らはずっと双子?」
「当たり前だろ」
「うん、玖音ならそう言うと思った」
「?」
玖音はただジッと僕を見る。