黒猫は野良猫★



「俺はコイツを知らない。お前の知り合いか?」



玖音は冷めた瞳で言う。



「‥うん。ちょっとした知り合い」

「そうか‥‥なら後は浬音に任せる」

「玖音‥」

「適切な判断をしろよ。お前は副総長なんだからな」



玖音はそれだけ言うと総長室に向かった。



‥ごめん玖音



僕は或に近づき腕を掴んだ。



「来い‥」



或には

‥聞きたいことがある



或は黙って立ち上がり、僕の後をついて来た。
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