黒猫は野良猫★



「‥なぜ裏切った」

「仕方なかったんです」

「仕方なくない。なぜ裏切らなきゃいけない」

「貴方の為…ですかね」

「は?」



或は怪しく笑う。



僕の為‥?



「まぁ説明しますから聞いて下さい」

「‥わかった」

「まず、俺が裏切らなかったら貴方が裏切らないといけなかったんです」



僕は首を傾げた。



「理解力のない方ですね」
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