黒猫は野良猫★



「‥決まりのこと…忘れてませんよね?」



或は今までの怪しい微笑みを消し、真面目な顔になった。



「忘れるわけないだろ?…あんなこと‥忘れたくても忘れさせてくれないじゃん‥」

「……そうですよね」



或は全てを知っている‥


これから先の僕の運命も




まぁ‥

僕も結末くらいは…知ってるよ



自分のことだからね

知らない方がおかしい




「‥もう時期、その時がきます」

「え‥」



早すぎる‥

予定じゃ、まだ先のはず‥



「予定より早いですが…第二段階に入りました。‥予定外なので俺か貴方が‥どちらかが裏切らないといけなかったんです」

「なんで…言わなかったの?」



近くにいたんでしょ?


玖音に‥

バレないように‥
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