黒猫は野良猫★




「ごめんね‥玖音」

「……お前はもう‥俺が知ってる、浬音じゃない」



玖音はそれだけ言うと席に座った。




「…………玖音は‥今の僕が嫌い?」

「‥あぁ、嫌いだ」



玖音は少しだけ僕をみた。


玖音は光のない瞳で言う。



………………玖音‥






「ありがとう」


「あ?」
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