黒猫は野良猫★
浬音は今日、久しぶりに学校に来た。
浬音に会うのは、浬音が退院したあの日以来だ。
浬音をみたとき‥
本当は抱きしめてやりたかった。
浬音の顔には…沢山の傷と痣があった。
少し古い傷から、真新しい傷。
同じ顔なのに、まるで違う奴のようだった。
それに…浬音の瞳には、なにも映っていなかった‥
側にいた或も‥暗い瞳をしていた。
お前たちは…何をしてるんだ‥?
俺は訳が分からず…
気づいた時には‥
浬音を叩いていた。