妹じゃなくて!
 夕焼けをバックにして眩しかった。



「煙い…」



 状況に合わないこの一言。



 ゆうちゃんはプッとふきだした。



 でも煙いんだもん!



「なんだその発言!ムードぶち壊し!」



「だって煙いじゃん!それにダメじゃん!煙草!」



 すると、ゆうちゃんはそっと指で口を塞いだ。
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