妹じゃなくて!
「待ってる…」



 そう、一言だけ言うと、あたしを乗せた新幹線は、ドアを閉めた。



 きっと、会えなくても、心でずっとあなたを待ってる。



 心の中には、いつでもあなたがいる。



 だから、何があっても待ってる。



 だから、いつかは帰って来てね。



 また、出会う日まで。



「バイバイ―――…。」
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