妹じゃなくて!
「さて、仲直りしたところで、ケーキ!」



 美里が袋から、大きなケーキを取り出した。



 大好きなケーキ専門店…コンドールだぁ。



「祐馬先輩と両想い記念っ!」



 言われた瞬間、あたしの頬が赤く染まった。



 恥ずかしかったもの。



「あたし、もう気にしてないよ。千夏は祐馬先輩となら幸せになれるはず。それに、あたしじゃ無理って思ってたし!」



 にこっと友美ちゃんが笑う。
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