妹じゃなくて!
「祐馬くんが裏切るなんて絶対無いよ!千夏」



「先輩…そんな人じゃないはずでしょ」



 あたしも、そう思うけど…不安だった。



 だから、ふと揺らいだ心を、増川選手に預けちゃったんだ。



 ゆうちゃんと、増川選手が出会うのは早かった。



「千夏ちゃん、今日、駅前のビルに行かない?」



「え…?」
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