skyのお姫様!?
「悪いな、愛瑠。
彼女、女の人が苦手なんだよ。だから、それ着て行ってきてくれ!!」


服が入っている紙袋を覗くと、ご丁寧にウィッグまで入っている。

……つまり、男の子の振りをしてこいと?

ちょっと抵抗があって
断ろうとしたら、


お父さんが泣きそうな顔であたしに手を合わせてきた。

「愛瑠ちゃーん!頼むよ、ね?それを届けてくれないとお父さんもその人も困るんだよぉー」

あんまりにも必死な姿に
あたしは溜息を1つ。

< 3 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop