猫娘さまっ!



ジン「…これじゃ、向こうに戻れないな…」


わ、私がここに来ようって言ったから…


『ジン!ごめん!!』


ジン「え…なにが?汗 ユウキどした~?」



『だって…私がここに来よう何て言わなかったらこんなことには…』



私のせいだよ~…


ジン「いや、
あのときユウキがここに行こうって言わなかったら、
多分俺らはまだ海の中じゃない?
…泳いでてもこんな黒い雲が近づいてるなんて気づかなかったし…
ユウキに助けられたよ俺!」



ニカッとジンが笑う。



どうしよ、私。


こんな 雨宿りできる場所も食べ物もない場所で


さっきまで不安いっぱいだったのに…


ジンの笑顔を見ると、安心する…



"なんとかなる"って思ってしまう…



『…うん』



ジン「そんな暗い顔すんなって!俺が何とかするからさ!!」



ジンの明るさに救われる…


私達、どうなっちゃうんだろう……



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