猫娘さまっ!
『おはよ~』
「…あら、あなたその髪型はダメよ~?」
おはよう、と言う挨拶を無視していきなり髪型のダメ出し。
『え、何で?汗』
胸したまである、いつもはストレートの髪を今日は頑張って巻いてみた。
自分でも上手くできた方で早くみんなに見せたいくらい自画自賛なんだけど……。
「だってそれじゃ、髪の毛入らないじゃない…」
は??
入らないって何…?
天然?ボケてるの?焦り
『意味わかんない…』
「だからッその髪じゃあウィッグに髪の毛入らないじゃない!」
は…ウィッグ??
『する必要ないじゃん』
私が冷めた目でお母さんを見ると、
お母さんは
目を見開いて言った
「あなた、今日から桃欄高校に行くのよ?汗」