HeartBreakerな君に恋をする

いやいやそこまで
キレることないでしょ
しかも振られたからやり返すなんて
ありえないから

そんなこと思っていたのに
つい言い返してしまった

「殺したきゃ殺せば?
どうせ殺せないんだから」

あー言っちゃったよ…
余計怒らせちゃったじゃん
あたしの馬鹿だぁ。

「お前ないい加減にしろよ
喧嘩でお前らに
負けるわけねぇから」

たつやはそう言いながら
鼻で笑い去っていった

「はー本当にやっかいだったねぇ」
「アイスすごいよぉ」

いやそうでもないから
これが普通だから。

でもみんなにとっては
たつやは怖い存在らしい
もちろんあたしは怖くないけど

授業中れいらから
手紙が回ってきた
開くとこんな事が書いてあった

『流里達の事だけどあとで
直接話に行かない!?』

れいらがそんなことを
言うのはとても珍しかったから
もちろんその案に賛成した

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