妄想俺様彼氏



「教えてあげる。俺は実衣の事が好きで椎斗の事が大嫌いだから…って言った方がいいかな。」


拓也くんは眉をひそめて苦しそうに言葉を放った。



私が好き…?
椎斗が嫌い…?



『嘘…でしょ?』




これは夢であってほしい…



『いっ!!痛い!!』


ギュッと私の両手を掴む力が強くなった。




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