妄想俺様彼氏




「後で覚えてろよ…だけど…お前にだけ見せるんだからな…」



『……っっ!!……』



思いもしなかった言葉に私は声が出なかった。



「もう遅いし帰ろうぜ」


恥ずかしさを隠すように椎斗は先に教室を出た。



『うん!!』

そして私も椎斗を追うようにその場を後にした。



時計を見てみると気づけばもう8時になろうとしていた。




外はとても寒い。


息を吐くと白い息になっていた。


『あ~。さむーい!!』



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