妄想俺様彼氏



『ふえっ?し…いと…?』


叫びすぎて声が掠れる。

「ああ。だから落ち着けって」



安心してガクッと膝が崩れる。


『……つ…疲れた…』


私はその場に座りこんだ。


「ったく。叫びすぎだよ。こんな事前にもあったような…」


『だって…ってそういえばそんな時あった…かも』


「それに実衣のくせになんでお化け屋敷に来てんだよ」




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