妄想俺様彼氏



必死に自分の前にある物を隠している。



「いったんここから出て!!」

な。なに!?



私はその声に押されてその場を出た。



すぐさま椎斗はエプロンを外しながら出てくる。



「ごめん。待ってる間ヒマだよな」


『椎斗何作ってたの?』


不思議でたまらない。


「それは…まだ…後で分かる…」


おどおどしながら椎斗は小さな声で言う。



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