妄想俺様彼氏



やっとキモチが落ち着いたと思ったら…


「実衣。プレゼントがあるんだけど」


椎斗は抱きしめてた手をほどいた。

「あ~…。あと、もう泣くの禁止な?」



『ど…どうして?』



「実衣に…泣かれるとどうしていいか分からないから」


さっきまで視線を合わせていたのに照れくさそうに視線を外した。


「だから笑え!!」

投げやりに言い張った。



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