ちょっとだけ帰ってきた『天空宮市へようこそ!』
ムーサの祝福、ブリュン本人の力、そして私との絆。

様々な要素が絡み合い、ブリュンは覆面男へと踏み込む!

石畳を踏み砕くほどの鋭い足運び、力感を感じさせずにはいられない振り下ろし!

何より気迫!

流石の覆面男も、最早体術のみでは抗し切れないと判断したのか。

自ら覆面を取り去った彼は、『奥の手』を出す!

私の前で素顔を晒した彼。

その両の眼でブリュンを、ムーサを睨んだ瞬間。

「…………!」

二体の召喚物は、私の目の前から姿を消した。

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