夢へ走れ!! ~小さな夢の向こうには~【完】
「そうですね」
「ん、後はディフェンスかな…ついては行ってるけど、あと一歩が出てないから…」
そう言う竹井先生に、そう言えば一歩出てないからファールしたっけ…
と考え込む。
あの時は足が出てくれなかったんだよなぁ…
その前に手が出たと言うか…
「だから、足で追いついて」
「はい」
「よし、言いたいことはそんだけ。行っていいよ」
「ありがとうございました」
竹井先生に微笑みかけて、ベンチに座った。