夢へ走れ!! ~小さな夢の向こうには~【完】
「悠大…どうだった?」
恐る恐る、悠大に問う。
でも、悠大はニッと笑ってて。
「遥、上手くなったな」
悠大の言葉を聞いた瞬間、あたしの表情も明るくなる。
「でしょー!?この調子で、絶対悠大より上手くなるんだからね!!それでまた、勝負しよッ!」
「あぁ」
ねぇ…悠大?
お願いだから…待ってて?
あたしが悠大を抜く日まで。
あたしのこの気持ちを伝える日まで…
待ってて?
あたしに自信がつくまで…
お願いだから………待っていて下さい。