夢へ走れ!! ~小さな夢の向こうには~【完】
「な……」
ゆりあの言葉を聞いて、あたしの唇が震える。
「何それ―――!!!?」
そして、その唇からあたしの叫びが発せられた。
「何それ何それっ!あたし、聞いてないよ!!え、てかそれって、あたしお残り決定!!?部活いけないの?!そんなのいやぁ――!」
パニックに陥ったあたしに、ゆりあが冷静な一言を浴びせる。
「遥、煩い。それに、勉強すればどうってことないでしょ。平均点くらいとれば、別にお残りになんてならないわよ」
そぉだけどー…
それがあたしには厳しいことだって、おわかりかな?!
てか、それが出来ないからこんなに嘆いてるんじゃん……!