あの頃の想い
三日後...



用具係の集まりがあり、私たち三人は図書室へと行った。

始まるまで三人で喋っていると、藤田先生が入ってきた。
先生は私たちの方へと歩いてくる。
私は慌てて先生に背を向けた。

「矢野さん、男子は??」

「知りませーん。」

私はドキドキしながらも先生の方を見ずに答える。

「そっか…ありがとう。」

先生はそう言うと他の先生の所へと行ってしまった。
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