あの頃の想い
中島も後から歩いて追ってくる。
私たちは並ぶようにして学校への道を歩いていた。

「あのさ…」

ふいに中島が立ち止まった。

「ん??」

「こないだの話…覚えてる??」

「うん…」

「俺、頑張るから!」

真っ直ぐと私の目を見つめる中島の顔は耳まで赤くなっていた。
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