あの頃の想い
中島の瞳に吸い込まれていくように私は中島から目が離せなくなっていた。
こんなに真正面から中島を見るのは初めてかもしれない。
なぜか胸がドキドキして、顔が熱くなる。

「おはよう!!」

誰かの声で私たちは我に返った。
振り向くとそこには先生が立っていた。

「じゃあ、また後で。」

中島はそういうと学校に向かって走っていってしまった。
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