あの頃の想い
中には、藤田先生もいた。
目が合うと私は慌てて染井のほうを見る。

「矢野さん、歴史欠点だったよね??これ夏休みの特別課題。やらないと受験に響くからきちんと完成させて提出してね。」

そういって課題を渡された。

「わかりました。」

「染井先生、お電話です。至急事務室まで来てください。繰り返します…」

「あぁ、電話だ。それじゃあ。また二学期に。」

染井は走って事務室まで行ってしまった。
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