あの頃の想い
「泣いてるの…??」

先生はそっと私の肩に手を置いた。
私はその手を振り払い、先生に顔を向けた。

「だって、先生わけわかんないよ!好きになるなとか言いながら抱きしめるし、あんな悲しそうな目をしながら部屋出てっちゃうし…どんな顔して会えばいいかわかんないから、避けてたのに普通に話しかけてくるし!…それに先生だって私のこと避けてたじゃん!!」

なにかが私の中で爆発して、ずっと思ってたことを吐き出してしまった。
そんな私を先生は力強くだけど優しく抱きしめる。
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