あの頃の想い
「美咲ちゃんは彼氏できた??」

照美さんに急に尋ねられてドキッとする。

「ううん、まだ。」

私の答えに呆れたようにほのかがため息をつく。

「まぁだあいつ引きずってんの??いいかげん新しい恋見つけなよ。」

ほのかは私のおでこにデコピンしながら呟く。

「いった〜。別にそういうわけじゃないよ…」

「はい。いつもの。」

照美さんがラーメンを持って来てくれた。

「じゃあどういうわけよ??」

ほのかは割り箸を2つ取り、私に1つ差し出しながらまだ聞いてくる。

「あとで話すよ。」

そういいながら私は割り箸を受け取り、ラーメンを食べ始めた。
ほのかも少し不満そうな顔をしつつも私について食べ始めた。
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