あの頃の想い
私が泣きやむと、ほのかは私の頭にヘルメットを被せるとバイクの後ろに乗せた。

「どこ行くの??」

エンジンをかけるほのかに私が聞くとほのかは背を向けたまま答える。

「さほの家。美咲待ってるときにさほから電話あってバイク乗ってんなら一緒にどっか行こうって誘われたから迎えに行くの。」

ほのかはバイクを走らせてさほの家に向かった。
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