向日葵の手紙

***



「……日向…っ…」







…気づいたら走っていた。


日向の病室の前まで来ていた。


あたしの息を切らす音だけがやけに響いた。









「…葵?」









驚いて目を見開く日向。














「――っ…」














やばい。





泣きそう。
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