向日葵の手紙



ガラ



日向が入ってきた。


…瞬間。



ガタッ!!



「ひ…日向!?」




え?




声がした方を全員が向いた。




可愛くて有名な和泉川未夜が、椅子を倒して、突っ立って目を見開いていた。


「………未夜?」


日向がつぶやく。




その瞬間ざわめく教室。


「未夜と転校生、知り合い!?」

「何で何でー!!?」



「おい!!静かにしろーっ」



先生の叫び声も掻き消されてしまうほど、みんなは盛り上がっていた。
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