向日葵の手紙



あたしの知らない日向を、未夜はいっぱい知っているのだろう。


日向の病気のことも。


未夜は、1番の日向の理解者なのだろう。





「えーじゃあ天沢の席は和泉川の隣で…」

「先生」



日向がはっしーの言葉を遮った。








「俺、葵の隣でもいいですか?」







――日向?




「…え?椎名と知り合いなのか?」

「葵んちの隣なんですよ、俺んち」


日向が笑った。



「だから1番頼りになるから」
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