向日葵の手紙


カリカリと、シャーペンの走る音が何十にも聞こえるだけ。


……俺、だよな。

俺が何かしたんだよな。


思いあたる節はないけど。



葵と話がしたい。






俺はテストをどうやって受けたかなんて覚えてない。


ただただ、葵のことだけを考えていた。




だって、俺は。
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