向日葵の手紙



…ってことで。



「ただいまー」
「おじゃまします…」



日向んちに来ました。



…見慣れた家のはずなのに。


なんだか、もう天沢家の雰囲気に染まったような気がした。






「……」




なんだか目頭が熱い。



…泣きそう。



「…葵、どうかした?」


「へっ!?な、何でもない!」



声が裏返ってしまったあたしを笑う日向。


ほんと、よく笑うなぁ…。


どこまで優に似てんのよ…。
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