向日葵の手紙



何だか耐え切れない。


…来なきゃよかったかも…。




「葵、体調悪い?」

日向があたしの顔を覗きこんだ。


「え…何で?」


「だって顔色悪いよ?真っ青」



「そうかな…――ッ!?」


日向が自分のおでこをあたしのおでこにくっつけた。


ち…近すぎ!!



「うーん…ちょっと熱い」


顔をはなす日向。



一人でドキドキしてるあたし。





「別に何ともないから大丈夫!!」


必死にごまかした。
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