向日葵の手紙





次の日も、その次の日も、あたしは図書館と塾を行ったり来たり。


水城先輩やほかの芦高生を見る度に、芦高に行きたいという気持ちが強くなっていった。


お姉ちゃんにも芦高の過去問をもらったり、わからない問題を教わったりした。


毎日勉強漬けの日々。


ってゆうか、芦高に行くために無我夢中で走っていた。





日向に会うことはあんまりなかった。


日向も家で熱心に勉強をやってるみたいで、家から出るのは朝夕、クーの散歩の時だけらしい。



あたしは正直言って、精神的に楽だった。


優の事を考えずにすむから。


だからわざと勉強ばっかりの毎日を送っている…というのもある。
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