no title
「ど~せ、またケンカしてたんでしょ?いい加減やめさないよ。そういうの。」

「仕方ないだろ。向こうから来るんだから。俺は降りかかる火の粉を払ってるだけだ。」

「とにかく、鬼村君もう少しクラスの和っていうのを大事にしてよ。学級委員やってる私の身にもなってね。」

そう言うと、自分の席に帰っていった。

まったく、何だってんだ。

クラスの和を乱してるのは俺だけじゃないだろ?

何だって、俺の所ばかりに突っかかってくるんだよ。

まったく、静かな暮らしとは程遠い人生になっちまったな。
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