no title
放課後、担任の先生に呼ばれた。

勿論、朝の遅刻の事だ。

でも、そんなに怒られなかった。

何故なら、俺は成績は良いからだ。

誤解の無いよう言っておくが、俺は別に不良ではない。

いたって真面目な普通の学生なのである。

あくまで、降りかかる火の粉を払ってるだけだ。

担任の天馬先生はそこをちゃんと理解してくれてる人で、俺が何か問題を起こしても、一言注意するだけですましてくれる。

「まあ、いつも通り人助けをした結果何でしょう?分かってるわよ。」

「ただ、一応先生の立場として、こうしてキチンと注意だけはしないといけないのよ。ごめんなさいね。」

「いえ、悪いのは俺ですから。すみませんでした。」

そういうと、天馬先生はニコッと笑って

「ヨシ!じゃ、帰って宜しい。」

と言った。

ホント、生徒の事をちゃんと理解してくれる良い先生だ。

どっかの学級委員にも見習わせたい。
< 8 / 10 >

この作品をシェア

pagetop